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【スカパラ 茂木欣一 ドラム 機材】東京スカパラダイスオーケストラ 茂木欣一の使用機材は?まとめてみた!

こんにちは、みずまるです。

東京スカパラダイスオーケストラやフィッシュマンズなどでドラマーとして活動している茂木欣一さん。

オープンハンドから繰り出される思わず踊り出したくなってしまうような軽快なリズムはとても魅力的ですよね!

今回はそんな茂木欣一さんのプレイスタイルや使用機材、セッティング、音楽を始めたきっかけなどを紹介していこうと思います。

この記事では尊敬の意を込めまして茂木欣一さんを欣ちゃんと表記します。

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みずまる

かっこいいなぁ

目次

音楽を始めたきっかけ

欣ちゃんがドラムを始めたのは小学6年生の頃。お父様がクラシック好きであったらしく日常的に音楽が流れていることが多かったそうです。その中でも特にパーカッシブな音が耳によく入っていたらしく、その音を真似て箸でものを叩いていました。

当時は「ドラム」自体にはそこまで興味がなく机の中身を出し入れして音の違いなどを楽しんでいたのですが、お姉様がポップス好きであったことから聞いていくうちにドラムに興味を持つようになったそうです。

当時欣ちゃんはドラムに対してそこまで知識が無かった為、右利きの場合手をクロスして叩くということを知らなかったそうです。ただ机を叩くのに手をクロスして叩く人はそうそういないと思うので必然的に左利き風のオープンハンドになったのだと思います。

Archive Interview 茂木欣一[フィッシュマンズ]① 〜1992年12月号〜 | ドラマガWeb

プレイスタイル

上記に記述したように欣ちゃんはオープンハンドで左利きとしてドラムを叩くためアクセントが何かと左スタートになることが多く、ドラムセットの左側にパーツを多くセッティングしています。

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又、ドラマーさんであればなんとなくわかると思いますが左スタートだとタム回しが非常にしにくいという欠点があります。

その為欣ちゃんはスネアとタム一つの縦一列でフィルを完結させることが多くセッティング自体もワンタムで構成されることが多いです。

セッティングと使用機材

フィッシュマンズ時代やスカパラの活動時期によって結構違かったりするので年代順に紹介していきます。

フィッシュマンズ時代〜

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この写真は1996年のライブ映像の物です。

当時のセッテイングの写真があまり出回って無く、あっても画質があまり良くなものしかなかったのですが、

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多分こんな感じなんじゃないかと思います。

シーケンサークソデカすぎ問題は置いておいて、この頃はラックを組んでパッドをセッティングしていたそうです。

この頃の使用機材は以下の通り。

Drum set

LUDWIG Classic Maple
22×14 Bass
16×16 Flor Tom

Snare

スネアは情報がありませんでしたがセットの色と同じなので
LUDWIG
Classic Maple 14×6.5ではないかと思われます。

etc

タンバリン…メーカー不明
カウベル…メーカー不明

Pad

バスドラ上はおそらくYAMAHAのTP70の旧型ではないかと思われます。

右側のシーケンサーはRolandのSPD-11というものです

現在は後継機のSPD-SX SPD-30などが販売されています。

スカパラサポート時代(1999年)〜スカパラ時代(2002年)

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この画像は美しく燃える森のPVのものです。
ドラムセットのパーツ的にLUDWIG Classic Mapleのままだと思われます。

2003年2月5日発売の銀河と迷路のPVでは違うセットを使用しているので2002年いっぱいまではこのセットを使用している模様です。

スカパラの曲調からパッドではなくタムを使用するようになりました。

Drum set

LUDWIG Classic Maple
22×14 Bass
12×8 Tom tom
16×16 Flor Tom

Snare

TAMA
14×5.5 Steel Snare (RS155)※廃盤
現在はSTARPHONIC、S.L.Pシリーズで後継機が販売されています。

Cymbals

当時の使用機材の記事などがなく詳しいインチ数などは分かりませんが、Zildjian(ジルジャン)のロゴのようなものが見えるのでおそらくZildjianで揃えていると思われます。

HardWare

TAMA Iron Cobra  Power Glide HP900P Single Pedal(旧型)
TAMA Iron Cobra Lever Glide HH905 Hihat Stand
TAMA Roadpro HC73BW Boom cymbal Stamd

もう一つ他社製のシンバルスタンドが写っているのですが特定できませんでした。。。

(おそらくYAMAHA製)

スカパラ時代(2003-2006)

僕は個人的にこの時代のスカパラが1番好きです。僕自身がスカパラを知った時期だからという理由もありますが、なんというかとても良いスカパラ味があるというか。。。

話は変わって、この頃から欣ちゃんはTAMAのセットを使い始めます。

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この画像は世界地図のPVを見やすいように明るくしたものです。

この白いドラムセットは2003年頃 銀河と迷路がリリースされたあたりから導入しており、カラーは当時のTAMAのカタログを調べたところWHS(ホワイト・シルク)というものだということがわかりました。

このWHSというカラーのモデルはStarclassic Performerというモデルでのみ展開されており、本人が特注で作っていない限り二つの木材をミックスして作られているStarclassic Performerを使用していたと思われます。

導入当初はバスドラムからハイタムを生やしワンタムで使用していましたが、途中からタムスタンドを使用するようになり(Tongues of fireのPVなどを参照)最終的にタムスタンドを使い二つタムをセットするようになっています。

また左利きというのもありハイハットの左側にフロアタムを設置したり、ハイタムとロータムを逆に配置するなど特徴的なセッティングが目立ちます。

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Drum set

TAMA Starclassic Performer(EFXまたはB/B)
22×18 Bass
12×8 Tom tom
13×9 Tom tom
14×14 Flor Tom
16×16 Flor Tom

スネアに関してはあまりこの時の情報がありませんが、音源を聴く限り金属チックな音がするのでアルミやスチールのスネアを使用していると思われます。

Cymbals

シンバルのセッティング自体はほとんど変わっておらずライドシンバルの左側にクラッシュが一枚追加されているだけでした。

(奏者側からL→R)
18″ Crash
20″ Ride
10″ Splash
13″ or 14″ Hi-hat
16″ Clash
18″ Clash

シンバルの銘柄は画像によって結構違うのでその時の好みに合わせて使い分けているそうです。

Drum Head

基本的にEvansのヘッドを使用しているそうですが、たまにRemoのpinstripeも使用しているそうです。

Hardwere

Iron Cobra Power Glide single pedal HP900P (シングルペダル)
TAMA Roadpro HC73BWN Boom cymbal Stand (シンバルスタンド)
TAMA Iron Cobra Lever Glide HH905N Hihat Stand (ハイハットスタンド)
1st Chair Ergo-Rider Drum Throne HT530 (椅子)
1st Chair Backrest Attachment HTB5 (椅子の背もたれ)

TAMA 1 ST Chair バックレスト ユニット HTB5B

スカパラ時代ドラムセット特注編(2006-2014.夏)

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2007年のwild peace Tourから欣ちゃんは特注カラーのStarclassic Mapleというドラムセットを使い始めます。カラーはサイトによって表記がバラバラですが、Custom Gold Sparkleという表現が1番近しいような気がします。元々カラバリに存在するSilver Sparkleにオレンジや金のラメが散りばめられているようなカラーリングになっています。

基本的な構成やセッティングに変化は無いものの、2006年のwild peaceツアーから2008年のPride of LionsのPVあたりまではツーバスツータムツーフロアというかなり派手なセッティングになっており、2007年wild peaceツアーのDVDやPride of LionsのPVで見ることができます。

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シンバル等の配置は変わっていませんがバスドラが一つ増えただけでかなり要塞感が増していますね。

Drum set

a.24×15 Bass
b.22×15 Bass
c.14×5 Stewert Copeland Signature Snare
d.12×8 Tom
e.10×6.5 Tom
f.16×16 Flor tom
g.14×14 Flor tom

Hardwere

Iron Cobra Power Glide Double Pedal HP900PTW
1st Chair Ergo-Rider Drum Throne HT530
TAMA Iron Cobra Lever Glide HH905N Hihat Stand (ハイハットスタンド)
TAMA Roadpro HC73BWN Boom cymbal Stamd (シンバルスタンド)

Kinichi Motegi | TAMA Drums – TAMAドラム公式サイト

ちなみにこのセッティングは一時的なものであり、2009年ごろからは以前と同じようなセッティングにしてプレイしているようです。

#09 – 茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ) | TAMA Aiways | TAMA Drums – TAMAドラム公式サイト

茂木欣一オリジナルスネア編

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ここでちょっと番外編です。

2010年4月に20台限定TAMAからオリジナルスネアが販売されていました。

2009年初頭から試行錯誤が繰り返され完成されたスネアはメイプル材バーチ材ポプラ材の3種類の木材から作られており暖かさとアタック音が特徴的で一発でスカパラの音だ!とわかる音になっています。僕もこの限定スネアを持っているのですが、初めて叩いた時はとても感動しました。

20台限定というのもあり現在はほとんど流通しておらず見かけたらラッキーなレベルです。

スカパラ時代(2014.夏-現在)

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2014年の夏からTAMAのStar Bubingaというシリーズを使用しているというツイートが本人のツイッターにありました。

この夏から使用している新しいドラム・キット、TAMA STAR DRUMS。ブビンガシェルのどっしりした響きが今のスカパラの気分とマッチしていて快感だ!!今夜も最高の時間をつくり出したい。 pic.twitter.com/MBnrPlN2Nf

— 茂木欣一 (@kin_drums) 2014年11月9日

TAMAのStarシリーズは2013年に発表されたTAMAのフラッグシップシリーズで、Bubinga,Maple,walnutの3種類がラインナップされており本人はBubinga材のシリーズを使用しています。

ブビンガという材質は赤っぽい木材でアタック感があり音圧がかなり出るのが特徴です。

また、Star Drumの導入に合わせてスタンド類も全てStarシリーズのものに変えているようです。

Drum set

22×16 Bass
10×8 Tom
12×8 Tom
14×14 Flor
16×16 Flor

スネアは現場によって使い分けているようなのでオリジナルモデルやスチールスネアなどまちまちです。

Hardware

Iron Cobra Single Pedal Power Glide (HP900PN)
Iron Cobra Hi-hat Stand Lever Glide (HH905D)
STAR HARDWARE Snare Stand (HS100W)
Star HARDWARE Boom Cymbal Stand (HC103BW)
TAMA Dyna-Sync single pedal (HPDS1) ※2020年夏〜
TAMA Dyna-Sync Hi-Hat Stand (HHDS1)※2020年夏〜

Cymbals

この頃から小出シンバルとエンドースメント契約をしているのでスカパラの現場だと小出を使っている割合が多いような気がします。

(奏者側からL→R)
18″ Crash
20″ Ride
10″ Splash
13″ or 14″ Hi-hat
16″ Clash
18″ Clash

小出シンバル / 503-14 MEDIUM HI-HAT 一枚 【ミディアム・ハイハット】【14インチ】【お取り寄せ商品】

最近はPadも

最近はタムをPADにしたり、バータイプのパッドを取り付けてシーケンスを割り当てて使用していることもあるみたいです。

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Roland TM-6 PRO [Trigger Module] 【ikbp5】

本人はおそらくTD-30というサウンドモジュールを使用していると思われますが現在は廃盤のため現行モデルのリンクを載せておきます。↑

使用スネア一覧

欣ちゃんは現場によってスネアをかなり使い分けているので欣ちゃんといえばこれ!みたいなスネアはあまり無いのですが、わかっている範囲で使用しているスネアをまとめておいたのでぜひ参考にしてみてください!

Ludwig メイプルスネア

本人はフィッシュマンズ時代に使用していたセットに付属しているスネアを使用していますが、それに近いモデルだと

インチ数も深さも同じな上に使っている材質も同じなのでかなり近い音がなると思います。

Ludwig ACROLITE(アクロライト)

このスネアはかなり有名でサイズ展開もたくさんありますが、最もポピュラーなモデルだと

このモデルなんじゃないかなと思います。

ハンマードアルミ製。

TAMA スチールスネア

TAMAのスチールスネアは彼自身結構使っている場面を目にしますが、彼が使っているスネアはすでに廃盤になってしまっている為後継機をご紹介します。

このモデルはS.L.Pというシリーズのスネアで木製スネアから金属スネアまで広いラインナップがあります。

上位グレードのStarphonic(スターフォニック)シリーズは高価なのに比べS.L.Pは比較的安価に購入することができます。

TAMA SC145

こちらはThe Policeというバンドのドラマー、スチュワード・コープランドのシグネチャーモデルです。

1.5mmと少し厚めのシェルからなるサウンドはアタック感溢れる抜けのいい音です。

TAMA John Blackwell 13×6.5 シグネチャースネア

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このスネアはPride of LionsのPVで使われているのですが、なぜかネット上に情報がほとんど情報がありませんでした。。。

おそらくブラススネアでないかと思われます。。。
過去に何かの雑誌で見たような。。。。
近いモデルだとS.L.PからBlack blassというモデルが出ています。

Pearl スチールスネア

どのモデルかまでは断定できませんでしたが金属パーツの形状的にPearl製のスチールスネアを使用しているような気がします。

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Rogers Luxor  メイプルスネア

このスネアはライブでは使用せずレコーディングで使用しているみたいです。

Now Recording????
使用スネア: Rogers Luxor pic.twitter.com/jdOXnvcY6p

— 茂木欣一 (@kin_drums) 2019年7月3日

以上です!

良かったら参考にしてみてください!

いつか共演したいなぁ

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この記事を書いた人

みずまるのアバター みずまる 管理人

ガジェットと音楽をこよなく愛する23歳。
2021年からガジェットと音楽機材の二刀流部ブログを始め、本年で3年目に突入。
幼少期からドラムを習っておりバンド活動も約5年ほど経験。
ガジェットのレビュー数はYouTubeの動画を加えて100件超。

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